白々黒々世界
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No.57
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┗564屋
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そう言って案内されたのは、ベッドや机といった最低限の家具しかない部屋だった。壁紙は薄汚れ少し汚れていたが、香燐にとって自分の部屋がもらえるだけで十分だった。 「ありがとうございます、木霊さん。」 「家族に敬語なんて使うものじゃないわよ。とくにあの馬鹿共には特にね。」 淀んだ空気を外に逃がすため窓を開けると、風が木霊の黒髪を揺らす。夜勤明けで化粧もしていないが、艶やかな黒髪に整った顔立ちをしてりた。色気がない自分とは違う彼女の姿にしばらく見とれていた香燐であったが、木霊の声に我に返った。
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