「ところで、僕ってどういう処遇になるの?」
僕を連れ出したってことは、誰かに紹介ないしはどこかへ匿うためってのは想像がつく。ただ、これからの身の振り方に多大な影響を及ぼすのは間違いない。
「気になりますか?」
「そりゃ、まあ」
「安心しろ。悪い様にはしない。まずは帰ってくる場所が必要だろ?」
僕専用のプライベート空間が与えられるのは今から数日後。そしてあらぬ人に乗っ取られるのがそれからさらに数日後。
僕はこのとき不必要に楽観的だったのかもしれない。
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