最果ての城
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No.88
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深い意味があったわけではない。だがハトはそれをことさら軽く、冗談のように受け止めて笑った。 「別に、そうじゃないって言ってるわけじゃないよ。基本はそうでも、魔狼の痕跡は確実に残ってるってことさ」 かつてレオは、マラナから魔狼の匂いがすると言った。 そしてあの日からこの体を蝕む『不死』。それでなくとも体のほとんどが人工物だ。 確かに、胸を張って、まるきりただの人間ですとは言いがたい。 黙ったマラナを、ハトは不思議そうにのぞきこんだ。 「気に障った?」 「…いいや」 「よかった」 少年はにこりと笑った。
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