最果ての城
-削除/修正-
処理を選択してください
No.83
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗ややもす
本文
たどりついた遺跡は、遺跡という言葉から想像するほど荘厳なものとはいえなかった。 そうと聞いていなければ、子供のいたずらや遊んだ痕跡と思ったかもしれない。 木々のまばらな斜面に、腰ほどの高さの白っぽい岩石が、いくつも立ち並んでいた。 秩序立った並びではないが、柱のように細く、不安定に地に突き立つ様子は、どうも自然にできた光景ではない。 柱状節理というのだろうか、石は全て断ち割られたようなまっすぐな断面を持っていた。珍しくはないが、周辺では見られない種類の岩石だ。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
その他リレー小説
>
ファンタジー
>
最果ての城
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説