光闇予言書
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No.43
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ペンネーム
┗楊藻
本文
当人たちがその気のない漫才をぶっているあいだに、クスラルの手はやはり円を描くように動きつづけた。ただ、時折なにかをフワと宙になげるような手つきが入る。 いや、実際―― 彼は、投げているのであった。彼自身の髪の、一本いっぽんを。 氷のごとく透き通った髪は、日をうけてきらきらと煌めくが、それ自体まぼろしと見えるほどとらえがたい。 が、オルゴンは、見た。 低く、後ろのミルボロに囁く。 「やっこさん、髪を投げてやがる。ありゃ、魔法を使う気だぜ。ヤバいな」 「ど、どうしてお分かりです?」
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