光闇予言書
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No.25
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本文
誰も、なにもいわなかった。ただ、黙って剣を抜いた。 「……」 彼らも、ミルボロと同じ思考回路を通って、翼竜の乗り手がヘアン王国の者に違いないことを察したのだ。ただし剣を抜いたのは、ミルボロと違って、頭上の影から降りかかるような殺気を感覚したからで。 だが、その主に似ぬ鋭さが災いしようとは、誰が思おう?…彼らが抜剣したその瞬間、飛び過ぎかけた翼竜の首が、鞭のように撥ね戻った。 「キョオォーッ」 長くひっぱった声を発しつつ、翼が空を叩く。黄金の眼は、確実に彼らを捉えていた。竜が見せているのは、明らかに反転の予備運動だ。
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