最果ての城
-削除/修正-
処理を選択してください
No.140
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗ややもす
本文
マラナは小さく頷いた。ハトが怪訝そうに彼女をうかがう。それを聞くためだけに二人きりになったのか、と。むろんそうではなかった。 彼女はわずかにためらってから、口を開いた。 「…ハト」 「はい?」 「どういう意味があると思う? この状況」 「状況って、」 「見てみろ」 そういって発色灯を遺体に向ける。 ハトの逡巡を見てとって、彼女は付け足した。 「近づかなくていい。その位置からで」 少年は、困惑の表情で彼女の言葉に従った。眉を寄せ、体が退けるのを必死に押しとどめながら骸に目を走らせる。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
その他リレー小説
>
ファンタジー
>
最果ての城
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説