「まあ、勇者の子孫を見つけるまでの辛抱だよ」
ピエールは二人を宥めるように言った。
「助けてくれた人が勇者の子孫とかじゃないのかな?」
「あんな無愛想な奴が勇者の子孫な訳ない。第一リーダーのペンダント反応ないし」
ブレッドの言うようにピエールのペンダントに異変はなかった。
「勇者の子孫を探してる戦士達もどこにいるんだろうね?」
「意外と近くにいるかもな」
スラリンの問いにピエールは軽く笑ってみせた。
少し歩いたところで先頭のブレッドが足を止めた。
「あ!リーダー、森の出口ですよ。町の灯りも見えます」
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