テイラーは『軍人の銃を手に入れた』とニヤニヤしていた。
しかしプロなら兎も角、並みの技量では精度も怪しい代物、連射速度と単純構造だけが取り柄の旧式SMGイングラムMAC11。
俺にとってはベルトに落とし差しにしたコルトの.45オートこそが悪党としてのパスポート、そしてクソ度胸が最後の保険…ジャップの餓鬼共に言わせれば『チューニセッテー』と言うらしい。
逃げる途中、銃砲店から十分過ぎる程に失敬してきた弾薬と弾倉を確かめながら、今後の方針を確かめる事にした。
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |