ドラゴンクエスト[〜それから〜
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No.155
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「ゼシカ、それちょうだい?」 エイクが手を差し出した。 「?……ええ。」 エイクは『怒りの鉄球』を受け取ると、そのままヤンガスに手渡した。 「……兄貴?」 「ゲルダはさ、君に渡したかったんだと思うよ?」 にっこり笑う彼とヤンガスを、ゼシカとククールが優しく見守っていた。 ──コンコン 「はい。」 エイクがザフィスの部屋をノックする。彼からの返事を待って、四人は中に入った。 「ご無沙汰しています。」 窓に向かって立っている人物に声をかける。 「ああ、ヤンガスか。」 振り向いた壮年の男性は、エイクを見て目を見張った。 「……?」 ククールがいぶかし気な顔をすると、男性は慌てて挨拶をした。 「私はザフィス。君たちは……?」
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