マジカルガールロンリーボーイ
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No.306
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目が熱くなり、私はポロポロと涙をこぼしていた。 それに気付いたのか少女は紫電を出すことをやめ、私に心配そうに近付いてきた。 「お、お姉ちゃん…!?どうしたの?どこか痛いの?」 「ううん…ぐすっ、ごめん…ぁ、なんでも、ないから」 止まらない。 いくら涙を拭っても止まらない。 どうして、私はこの少女のようになれなかったのだろう。 どうして、私は母のようになれなかったのだろう。 惨めさだけが背後にべったりと張り付いて離れない。 「できるよ!」 突然、少女は声を張り上げた。 「お姉ちゃんにもできる。だって、雅はお姉ちゃんなのだから」 「え……?」 「お姉ちゃん…ううん、私。昔を思い出して。まだお母さんが生きていた頃の自分の魔法を」 「お母さんが、生きていた頃の自分の魔法」
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