泡沫の命を宿す者
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男の問いにマリカは一瞬言葉を止めた。 『楽しい……』 ブランコが揺れる。 はじめはゆっくりと小刻みだった振り子運動は、やがて幅を大きくし、スピードを持つようになる。自然の風と重なって、帽子の下のマリカの髪が靡いていた。 『はい。ブランコ、楽しい』 マリカの返事に、男は口元を緩ませた。 まるで、幼娘と戯れる父親のように。
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