泡沫の命を宿す者
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『起きていますわ』 ドアのむこうから、妙な響きを含んだ声が返ってくる。男はドアを開けた。 マリカは相変わらずの微笑みを湛えたまま、部屋の椅子に腰掛けて窓の外を眺めていた。 「おはよう、マリカ」 『おはようございます』 ゆっくりと、首が男のほうをむいた。 「よく眠れたかい?」 『いいえ、よく眠れませんでした』 「……そうだったね、すまない」 『すまない?』 意味がわからないというふうに、マリカの首が傾ぐ。男は苦笑を漏らした。
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泡沫の命を宿す者
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