マジカルガールロンリーボーイ
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No.127
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しかし、そこには黒に混じった赤があった。 黒崎赤音の瞳は血のように、真っ赤に光輝いていた。 「さてと、さあ…その娘は使い物にならなくなったから、行くわよ朝霧くん?」 赤の化身が僕に近付く。 「黒崎さん、クーリャの目をどうしたんですか?」 「私のティアーオブクイーンの能力はね…奪う、なのよ。もう分かったかしら?」 「奪ったのなら、返してください」 「残念、いらないから捨てちゃったわ?」 嘘、とクーリャが小さく呟く。 もう彼女の瞳は緑色に輝くことはない。 支配の最奥にあるものは略奪であった。 どんなものであろうと自分のものにする。 絶対支配という意味はそこから来ていたのか。 黒崎赤音は僕の目の前まで近づいてきた。 近くで見れば見るほどにおぞましい。 その目に全て奪われてしまいそうになる。 「朝霧くん。じゃあ行きましょ?」 「…クーリャの眼は…本当に元に戻らないんですか?」 「ええ…残念だけど」 「ふざけるな」 「シズム…?」 怒りのこもった声に、さすがクーリャも驚いたらしい。
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