見果てぬ夢を追いかけて
-削除/修正-
処理を選択してください
No.20
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗Liam
本文
いつもだったら馬任せで徐々にじわりじわりと追い上げていくのが拓馬の騎乗スタイルのはずだった。 それがGT、まして日本ダービーの初騎乗だったことからすべて吹き飛んでしまっていた。 レースは前半の1200m地点を通過。 1分11秒6と平均よりも遅いペースで流れていた。 スローペースで、後方からではこのままでは届かない。しかし今から脚を使うと最後まで持たない。 シンボリルドルフ鞍上の岡江以外の騎手は、皆ルドルフの動きを気にして互いにけん制しあうような空気だった。 シンボリルドルフは現在前から5番手あたり。まだ動く気配はない。 仕掛けるタイミングが馬自身がわかっているように見え、まだその時ではない、と思っている。 3コーナーを回り、4コーナー手前に差し掛かるあたりで拓馬は手綱を激しく動かし始めた。 しかし― 「い、いやぁああああああぁ!!!!!!!!」 中継画面を見て、夏菜が悲鳴を上げる。 拓馬の騎乗馬は前脚を故障しバランスを崩し、拓馬の身体が空中に投げ出されたのだ。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
その他リレー小説
>
スポーツ
>
見果てぬ夢を追いかけて
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説