見果てぬ夢を追いかけて
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拓馬からの報告を受けた夏菜もぱあっと明るい笑顔になり、おめでとう、と夫を祝福する。 時折拓馬が早口になって聞きづらいときもあったが夏菜は会話の端を折ることはせずただ相槌を打つ。 「ただ、今年のダービーは1頭強いのがいるのよね」 その強い1頭とはシンボリルドルフのこと。 電話越しの拓馬も「そうなんだよな」と一瞬落胆したような口ぶりになるが、すぐに調子を取り戻す。 ジョッキーにとって日本ダービーは憧れのタイトルであり、夏菜もいずれは自家生産馬で勝ちたいと思うレースであった。 いつになるかはわからないし、もしかしたら一生叶わぬ夢であることは夏菜は理解している。 日本のサラブレッドの平均生産数がおよそ8000頭で、ダービーに出走できるのはその中の18頭しかいないのだから。
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