〜再会〜
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涼やかな笑顔でハラハラと手を振って、恋歌とは逆方向へと向かう簓を、夢見心地で手を振り見送った恋歌。 しかし、彼が角を曲がり、見えなくなると、ふっ短く溜息をつき、眉間に皺を寄せて、腰に手をやり仁王立ちになった。 「―で?あんたは何でここに残るの!?」 恋歌は自分の真横をジロリと睨む。 そこには、満面の笑顔を浮かべて、恋歌と一緒に遠ざかる簓に向かって、手を振っている薊がいた。 「何でって…コ・レ♪」 薊が自分の胸元を指差した。 ゆっくり視線を落した恋歌は、心肺停止状態に陥った。 「!!…うそ…でしょう?……」 そこには…紛れもなく、自分の胸元に付いている学章と同じものがついていた。 恋歌は、大きな瞳を更に見開いて、『恋歌、学校どっちだ?』と何事もなかったように問い掛けてくる薊を愕然と見上げた。
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