ハヤテの如く〜マリアの初恋〜 1
『恋愛』ってなんでしょうか…
皆さんは色恋沙汰に悩んでいらっしゃいますし…
私も17歳、普通ならナギ達みたいに恋に悩むが年頃…
でも小さい頃からずっと屋敷暮らしで恋とかの出会いもあるはずもない…
私は誰に愛されるのでしょう…
私は誰を愛するのでしょうか…
〜日曜日〜
いつものように朝早く起き、朝食をとり、屋敷の掃除を始める…
そんな毎日を繰り返す中、窓から顔を出して空を眺めるマリアの姿があった。
マ「ふぅ…皆さんは青春を満喫していますが私は淋しいですね…、確かに屋敷暮らしの私に出会いもあるはずもないのですが…」
マリアは最近周りがラブコメ全開なのに自分だけが取り残されているように感じていた…
マ「私は恋ができるのでしょうか……私を好きに…愛してくれる人は誰でしょうか…」
私の好きな人は誰かを考ええていると知人に男性が少ないせいか、ふと同じ屋敷に住んでいる一人の男性が思い浮かんだ…
は、ハヤテ君!?
どうしてハヤテ君が出てくるのでしょう?
その人の事を考えていると後ろから声がした。
?「…アさん…マリアさん!」
マ「は、ハヤテ君!!///」
振り返るとハヤテが立っていた。
考えていた人がいきなり現れた事に驚き声がうわずっていた。
ハ「先ほどから声をかけていたんですが…マリアさん大丈夫ですかボーッとして、もしかして疲れているんじゃないですか?」
マ「い、いえ!///大丈夫ですよ!心配して下さってありがとうございます。ハヤテ君!///」
ハ「い、いえ。でも……何だか顔が赤いですよ。マリアさん熱でもあるんじゃないですか?」
マ「えっ……私、どうして?///――すいません!!私、庭の掃除でもしてきますね!失礼します!」
ハ「ま、マリアさん!?」
―マリアさん、なんだか変だったな…あんなに顔が真っ赤になってたし…
ハヤテは先ほどから様子が変だったマリアの事を心配していた。少しも自分の事を考えてていたとも思わずに…