君がいなかったら
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「あ、でも……汚してしまいます。」 嘔吐したばかりの口をそれで拭うのには、余りにも申し訳無かった。 「いいさ、気にすんな。やるよ…」 「あ……ありがとう。それじゃ、お言葉に甘えます。」 湫は青年の気遣いに照れながらもそれを受け取り、口に宛がった。 何日も洗濯はしていないのだろう… そのハンカチは男特有の汗の匂いを充分に染み込ませていた。 それでも湫は、嫌な気はしなかった。 青年の優しさに触れ、嬉しかった。 このハンカチは大切にしようと心で思い、それを吸い込むかのように、大きく深呼吸した。
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