「顔、赤いけどまだ風邪ひいてるの?」
神武は心配して千尋の顔を覗き込むと同時に、千尋はますます顔を赤くした。
「大丈夫?熱は…、少しあるんじゃない?」
神武が千尋のおでこに手を少しあてた。
心臓の音が神武に聞こえてしまうかもしれないくらいうるさかった。
「神武先生。」
急に篠崎が後ろから声をかけてきた。
千尋には篠崎の顔が少し怒っているように見えた。
「あんま、生徒にべたべたさわっちゃセクハラで訴えられますよ。」
神武は慌てて千尋から一歩さがって顔を赤くした。
篠崎は少しニヤリと笑った。
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