嘘から始まる恋ゴコロ
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本文
自分がこんなに嫉妬深いとは思わなかった。 思いきり泣きたいのに涙もでなくて、よけい胸が苦しくなる。 暗闇のなか目をつぶれば頭に浮かぶのは篠崎さんの困ったような顔と別れ際の翼の言葉。 「……ごめんなさい」 届くことのない謝罪の言葉は、自分の耳に虚しく響くだけだった。 ――もしも運命の別れ道なんてものが本当にあるなら、あたしと翼にとってのそれはこの日だったのかもしれない。 翼はいつだって優しくて、口に出さなくてもあたしの気持ちをわかってくれる。あたしはずっとそう思ってた。
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