tomoka
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No.186
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その上に、ミカンが入ったカゴを置くと一息つく。薄く朱に染まった空は夕闇が迫っていることを教えてくれた。 ─好きな人に告白したんだ バカ明。人の気も知らないで。 ─告白したんだけど そんなこと言わないでよ… あの日のことを思い出すと、溜め息しか出ない。目の前で揺れる瞳に、何度口を開きかけたかも分からない。 本当、バカ。バカなのは、何も言えないあたしもおんなじだけど。 立ち上がってカーテンを閉めると、今度はベッドに倒れこむ。うつ伏せになったあたしの横に、クマのぬいぐるみが潜り込んできた。
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