〜再会〜
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No.64
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ペンネーム
┗香葉
本文
「お母さん…」 消え入りそうな声で呟く恋歌 『ん?』と小首を傾げて振り返る母親 『ねぇ、お母さん…薊は私の事…やっぱ憎んでるかな…あんな傷を負わせて知らん顔をしている私の事を…あの時のことを忘れかけていた私の事を…』 そんな事、怖くて聞ける訳もなく…… 「なんでもない」とただ呟いて、布団に潜り込む恋歌に、小さく溜息を付いて母親は静かに部屋を出て行った そして、ひたすら涙を堪えるこめかみ辺りの痛みに耐えながら…いつしかウトウトと…恋歌は眠りの底に吸い込まれるていった ―どうして?…どうして?― 自分の前で、ただ腕組をして立ちはだかる薊 その瞳は、冷たくて…… ―そんな目で見ないで!!― そう叫ぼうとして、恋歌はハッと目を覚ます ゆるゆると状態を起こし、伏していた視線を起こした恋歌は、仄暗い部屋の中で、目の前の情景に息を飲んだ 勉強机の椅子に揺らめく影の放つ鋭い眼光 「あ、薊!?」
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