仮面少年の恋
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No.162
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「おまたせ〜」 10分もしないうちにお盆をもった優梨姉が帰ってくる。お盆には、おかゆと玉子焼き…ほかほかしてる。起き上がるが、まだ少し熱があるのかぼんやりした感覚は抜けない。 「ベッドの上でご飯なんて贅沢の極みだ」 「ついでに食べさせてあげよっか?」 「うん、お願いしようかな」 「えっ」 「なにそのリアクション?」 「好太のリアクションこそ!なにいってんだよ、優梨姉〜っていうかと思った」 「熱で浮かされてるんのかも」 「そうみたいだね」 「でも、自分の言葉に責任もってよね」 「む〜、なんか強気だね」 「してくれるでしょ?」 「生意気」 「いたっ」 デコピンされた。 「やっぱり、ダメ?」 「………もう、仕方がないなぁ」 熱のせいかいつもなら出てこない言葉がするする紡がれる。いつもより素直な気がする。素直だし…なんだかんだで僕に甘い優梨姉に甘えている。 「はい、あ〜ん」 優梨姉がおかゆをすくい、口に近づけてくれる。 「んぐ…おいしい」 最高に贅沢だ。 「甘やかされてる」 「病人の特権よ」 「熱出てラッキー、なんてね」 「バカ」
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