〜再会〜
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No.138
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ペンネーム
┗瀬津 秋
本文
「はぁ?」 顔を歪ませ、眉間に皺を寄せ、これ以上ないくらい険しい顔を薊は見せた。 「だから、恋歌ちゃんに作ってもらおう。」 再び、極上の笑顔を見せて簓は言った。 「何でそこであいつの名前が出てくんだよ。」 血管が浮き出る程強く拳を握りしめて、薊は険しい顔のまま怒鳴りつけた。 「好きだから…カナ。」 変らず笑顔。 薊は今、自分の兄が一体何を言ったのか分かっていないようで、先程までの醜い表情を一瞬にしてあきれ顔へと持って行った。 何バカな事言ってるわけ? そう、吐き出すような顔だ。 「薊、正直にならないといけない時だってあるんだぞ。」 年上らしい威厳を持って、薊へと近寄る。 「嘘だと思ってるみたいだけど、本気だからね。薊、お前が本気になるつもりがないなら…もらっちゃうよ。」
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