〜再会〜
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No.104
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ペンネーム
┗瀬津 秋
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幾ら彼女と薊の関係を知ったからって…そしてそこに実際は第三者の筈のあたしが加わってしまっていたからって…。やっぱり、後つけるなんて…悪いことだよね? 心の中でそう呟くものの、恋歌の足は二人の後を追いかけてしまう。 〜あたしに関係ないわけじゃないもんね? 誰とも無しに問い掛け、自分に非がないと前もって言い訳しておく。 「アリス、俺お前のこと好きになれないって…いったよな?」 冷静に伏し目がちな薊、あの薊があたしが知ってる中で一番怖い顔。 『他人』を見るような目そして…何とも思われてないような…冷たい表情。 「でも、あの子は…薊が好きだっていったあの子は…薊のこと何とも思ってないのよ?」 可愛い声で、ズキンと心が痛くなる言葉を薊に浴びせた。 「知ってるよ、んな事ぐらいもう…何年も前からな。」 俺が…この街にいた頃から、あいつは俺を見ちゃいないんだよ。 哀しそうに、そう付け足した。薊のあの顔…昔に一度だけ見たことがある。 「それでも…あの子がいいの?」 「あいつじゃなきゃ、駄目なんだ。」
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