セフレにされました
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夜中に、コンビニに煙草を買いに行くと、若い女性が真冬の公園のベンチに座って酔っぱらって泣いていた。 「……あの、大丈夫ですか?」 声をかけられて顔を上げた女性は、鼻を真っ赤にして、涙をぽろぽろ流しながら「ほっといてよぉ」と言うが、体はゆらゆらと揺れていて、ろれつが回ってなかった。 手には飲みかけの甘めのカクテルの酒缶を持っている。 とりあえず少し距離を取って、同じベンチに座って様子をうかがってみた。 (うーん、警察に通報して保護してもらったほうがいいかな?) 買ってきたばかりの煙草を取り出して火をつけた。 寒空の下、月を見上げた。 ここは駅前から徒歩十五分ほど離れた住宅街。 車も夜中に走ってないが、人通りもない。
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