他人のモノになった、あの娘
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部屋に入ると、彼女はベッドに腰掛けながらはぁーっと長い息を吐く。 「まさか水上くんとここに来るとは思ってなかったわ」 「僕もそうさ」 松下さんは微笑んでいたが、どこか陰のあるように見えた。 彼女は人妻であるからして、他の男とこんな所に来るのはご法度・・・ 当然過ぎる反応だろう。 「ジュリア達と水上くんが素敵になったわねって話してたから、後悔とかそんなんじゃないわよ」 「へぇー・・・そう言って貰えてたんだったらあの時告ってりゃ良かったかな?」 他愛もなくそんな話をしているが、松下さんの笑顔は常に陰があった。 昔はこんな笑顔じゃなかった気がする。 「しなくて正解よ・・・あの頃の私は坂東達の肉便器だったから」 彼女のポツリと呟いた言葉は重かった。 それでさっきあんなやり取りがあったのか・・・ 彼女は高校はかなり離れた所に行ったとは聞いたが、それはその件が原因なのかもしれない。 「でも、高校でも一緒ね・・・身体目当ての男なんて何処でも居るから」 少し酔ってるのもあって吐き出したい気分なのだろう。
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