少女国家
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シェリーのブルーの瞳に、ジャジルは吸い込まれそうな感覚を覚える。 同時に不思議な魔力のようなものも感じた。 「お、おま……お姉さんは何者なんだよ」 「私はただの衛生兵よ」 「アンタに物申したところで効果なんてあんのかよ」 「でも、言ってみないと意味がないわよ」 「…………」 しばらく考えたのちジャジルはゆっくり口を開いた。 「妹の占いの結果を、この国の女王陛下に伝えてほしい」
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