俺の開拓物語
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空間モニタに新たに表示を出して、この星のデータを映し出す。 この星を買う前にも、買ってからも何回も目を通したデータだが、実物を前にして改めて見てみると、感慨がわいてくる。 よくぞこんな恵まれた環境の星を買えたと、自分を褒めてやりたくなるぜ。 おおよその大きさは地球と同じ。二千年前に大量絶滅があったらしく、動物がかなり少ない。だがその影響で今の気候や酸素濃度も地球とほぼ同じ。 おかげで安く買えたんだが、家畜化できる動物の少なさは問題かもしれない。まあ、あれこれと持ち込む自由度が高いってことでもあるからよしとしよう。 「重力圏突入まで、あと60秒、59秒、58秒……」 「木星」のメインAIによるカウントダウンが始まり、カウントが0秒になったあたりから、機体が少しずつ揺れだす。 ブリードガス噴出装置で大気との直接接触を避けたり、冷却材を機体外面に貼ったりしてあるとはいえ、機体外面は高熱を持つ。 どっちも消耗品だから、一度大気圏内に突入すると補充しなければもう一度宇宙に出たときに大気圏再突入ができなくなるのが弱点だ。
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