若き帝国宰相の肖像
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皇家の私兵と敵から呼ばれている近衛隊だが、約五倍の旗艦数と要塞型コロニーと惑星の戦力がある反乱軍を討伐に行くと王妃が宣言したとき、あまりに戦力差がありすぎて半年前に崩御した皇帝陛下のあとを追う気のかと官僚たちは思った。 「敵艦からの通信が入っています」 「つないで」 王妃の目の前に青ざめた初老の提督の顔がモニターにあらわれた。 青ざめている理由は背中に銃口を突きつけられているからである。 「僕は降伏する。この艦には家族を人質にされたクルーがほとんどで、艦長を拘束すればこの艦は僕らのものだ。王妃様、囚われている人質を開放してくださるなら、僕らはどんな罪も受けます」 背の高い青年らしく、初老の提督の背後で話しているのだが、胸元あたりまでしか見えない。 「ぼうや、殺しちゃダメよ。男なのに細くて長いきれいな手をしてるのね。船長を拘束したら、船艦を要塞主砲の前につけて動かないで。こちらに合流するより人質は安全なはずよ。でも、勇気があればだけどできるかしら?」 「ありがとうございます!」
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