鬱屈した何か
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波打つような黒髪と黒檀のような褐色の肌は夜の闇に溶けるようであり、堀の深い顔立ちの中で真紅の瞳が爛々と輝いていた。一見細身でありながら引き締まった体は鍛えあげられた筋肉に覆われている。胸から腹にかけては浮き出た筋肉の割れ目が艶かしく、盛り上がった太股から尻へのラインは同性ですら目を引かれる魅力があった。まだ固さの残る陰茎はどっしりと太く、体液に焼けて黒光りする幹には血管がびっしりと這いまわり、握り拳のような頭は女を殺すための凶器のよう。 男の出てきた門の向こうでは、髪を短くした筋肉質な女たちが股間から白濁した液体を溢れさせて積み重なって倒れ伏せ。その周囲を半円状に囲むように、陰茎から白いものを垂れ流した多くの男たちが気絶していた。それは一目見れば淫猥な宴の後のようであったが、よくよく見れば不自然に男女が別れていることに気づくだろう。それこそが男の作り出した奇妙で鬱屈した状況なのである。結論から言えば、この者たちは砦に住み着いた盗賊だ。
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