邪論と花びら
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本文
「ガハハッ! 勇者っ、勇者だってよ」 「カカッ! ゴッコ遊びは家に帰ってするんだな」 「ママのオッパイでも吸って慰めてもらいな、小僧」 涙をこぼすくらい笑い転げ、甲板を叩いて感情を溢れさせる海賊達。すっかりと少年から意識が逸れている。 それでも武器は手放していないが、わずかにあった警戒心は霧散して消えてしまった。 「……」 そんな海賊達を見下ろすと、少年は彼らに向かい何かを振り下ろした。いつの間にか少年が握っていた四本鍬が、1人の海賊の横っ面に刃を食い込ませる。 「ハ? …ギィヤアァァァッ!!」 片目が溢れ落ち、骨の欠片が滴る血に乗って流れ出す。突然の凶行に海賊達の反応が遅れる中、赤黒い鋸を構えた少年の呟きが耳に届いた。 「お前達、『悪党』なんだろ? 悪人なら正義に殺されて…当たり前だよな!」
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