地下水路
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No.7
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┗舞央
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商品一つにしても、護衛を置かない方が悪い世の中だ。 抵抗する権利のみが平等であり、武力のみが唯一の通貨である。 それは命すら同じであり、手下の1人が水路に飲み込まれたのも当たり前の日常であった。 「全員抜刀! 怪物どもに死を与えてやれやっ!!」 蠢く泥の塊――ドロタボウ。地下水路の掃除屋にして、万物食らう化け物である。 まず盾持ちが固まり前線を作ると、その間にて長物が構えられた。 ミミズのような口だけの姿が崩れ、巨大な握り拳が振り落とされる。 人一人を押し潰す大質量は、歴戦の連携をもって受け止められた。 「そのまま抑えてろっ! こっちで削りころしてやらあぁぁっ!?」 拮抗する盾持ちたちの横から、化け物の体が抉り飛ばされていく。 表面を覆う泥までは生きてはおらず、回復する隙さえ与えなければ持久戦で殺せる相手だ。
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