地下水路
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ペンネーム
┗舞央
本文
ビシャン……ビシャン……と水音を立てて、幾人かの男らが地下を探索していた。 毛の塊と見まごうばかりの伸ばしっぱなしの風体であり、碌に洗われてもいない為に脂と泥でガチガチに固まっている。 着ている物もまさに襤褸であり、死体から剥ぎ取ったのか血と死臭が漂う継ぎ接ぎの袷であった。 各人の腰や背中の得物は大半は錆びて使い物にならなそうであるが、それぞれ一つは研がれた業物を携えている。 先頭を行く一際体の厚い男は、戎凱という賊の頭であった。 筋肉と脂肪を鎧の如く纏い、褌の下の毛むくじゃらの尻は張りと重圧に満ち満ちておった。 「……あぁん? こんな外れに人でも居ったか?」 彼らは世間一般的に言われる賊であり、弱者や善人を食い物にしてきた曰くつきの悪タレである。 だが武力がものをいう御時世。地下水路から様々な物を手に入れるのは、腕の立つ者らの独壇場であった。
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