井戸の怪異
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┗舞央
本文
近所のガキで集まって、勇者と魔王に別れて決戦ごっこをしたりもした。 意外と魔王側も人気があって、みんなが笑って騒げたあの頃。 「勇者、か……一歩踏み出せば、俺もマシになれるんかねぇ」 そんな風に何かに酔って井戸の方へと踏み出し、一撃くらいは殴ってやろう睨みつけた。 俺が現れたことに気付いたのか、男らを捕らえた腕が止まる。 いつ掴まれてもいいように身構えると、井戸の真ん中から飛び出す影があった。 「ひゃはははははっ! アナタの落としたのはぁ、女神の聖剣? 邪神の魔剣? それともぉ……この男の縮んだぁ、チ・ン・ポ!? ぎゃはははぁ!!」 水草のような真っ黒な髪に濁りきった目、ギザ歯を見せつけるように笑う口は裂けてるように見える。 その肢体はグラマラスでエロティックだが、青白く水のように不安定だった。 そして……両肩から伸びた無数の腕は、ペトル達を捕らえたまま中を波打っている。
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