よくわからない依頼
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No.7
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┗舞央
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備えていた警戒心の斜め上の展開に、エツィオは腰の鞘にまわしていた手を滑らせてしまった。 「古の記録によるとさ……塔を造ったナニカは、彼女らに頼まれたのさ。例えば絶滅しかけた種族、例えば精を糧とする上位存在……とかさ」 依頼人の腕が肩にまわされると、囁くようでよく響く声で語りかけてくる。 「うむ、実はそうなのだ。我も子を孕むことに興味がわいてな、暇してた連中に声を掛けて皆で待つことにしたのさ」 ――我らに種を恵んでくれる、心優しき旦那様を……な。 目の前の悪魔か魔神と呼びたくなる女も同意してきたので、つまりはそうゆうことなのだろう。 「あぁ〜っ……それじゃあ、何かい? 昔々に居た様々な女が、男の精を啜るために集まってると?」 ――しかも見つからないようにして、それを超えるくらいの種にしか興味は無いと。 「当たり前であろう! 女に飢えた雑種の薄い精では、繁栄する強靭さは取り戻せず、千年を超える存在を満たすことも出来ぬ」 「お兄さんは、ラッキーかもしれないさ。たまたま助手に選ばれたから、伝説の美女と夜を過ごせるんだからさ」
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