Absorption
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No.7
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┗Mr テンタクルズ
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恐る恐る、鉄格子まで近寄ってみる。中を覗き込んでみたが、先は真っ暗だった。 「(気のせい・・・かなあ?)」 ほっと溜息をついた瞬間、 「この地下に興味がおありかな?」 不意に後ろから声をかけられる。 「ひっ!?」 慌てて振り向くと、目の前に立っていたのはこの学園の理事長本人だった。 「り、理事長!?」 「ああ、すまないね、驚かせてしまったな・・・」 「い、いえ!すみません!私の方もこんなことをしてしまって・・・本当にすみません!!」 好奇心だったとはいえ、人様の墓を覗き込んでしまったことを、美雪は恥ずかしく思った。 「いやいや、気にすることはない、君たちのような若い子だってこういう歴史的な建造物にはもっと興味を持ってもいいんだよ?」 厳格、とは聞いていたが、実際に会って話してみるとこの理事長は意外と穏やかな紳士だった。 「(もう60近いって聞いてたけど・・・)」 目の前にいるこの男性からは、とても老いを感じられなかった。(多くても)40代と言ったところで信用してしまいそうな、そんな容貌だ。
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