Absorption
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No.11
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┗Mr テンタクルズ
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宮子によれば、それは初代理事長の時代までさかぼる話であった。 ある晩に一人の女学生が寮から連れ去られ、そして翌朝礼拝堂の鉄格子の前で発見されていたと言うのだ。 幸いなことに、本人は特に大けがをしているわけではなく命に別状はなかった。しかし、その首筋には二つの噛み跡、そして爪でひっかかれたような傷が見られたのだ。それを見た学生たちは、これを吸血鬼の仕業であり、そしてそれが学園内のどこかに潜んでいると考えた。 被害者本人も精神的に打撃をうけた故に、それから日が立たぬ内に退学してしまった。 そしてそれだけでは終わらず、その後も10年ごとにまったく同じシチュエーションが発生していたというのだ。 「でもちょっと、ありきたり・・・じゃないかな?」 美雪はそんな気もした。 「ま、それはあるかもね・・・」 恵梨香はコップの水をぐいっと飲み干しながら言った。 「そういえばさ、吸血鬼は純潔な異性が好みっていうらしいね、あと若いのがいいとか?」
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