勇者が○○○で世界を救う!
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「もう一人必要ね」 「はい」 二人は回復を担う者の存在を望む点では一致していた。戦いでの傷や毒を瞬時に癒やしたり 魔物の中には不死で不浄な怪物もいてそれらには神聖な力が最も有効で、魔術師に自身の気力を 与えることが出来て勇者のパーティーには不可欠だった。 「問題は宗派ね」 「正統派ですか?」 今回の魔王討伐が国王の一存でないことは二人は理解している。聖地奪還も含まれていた。 正統派は王族と結託して統治に食い込んでいたが、近年では腐敗や権威の失墜と求心力が低下していた。 庶民の間では建物だけが立派という陰口も囁かれる。 それに対し、異端派は貴族に代わって力を持ち始めた商人や富裕市民や地主に支持を広げ、 進歩的な教えにより女性にも高位の聖職者がおり、今や新教と呼ばれるまでになった。表立った宗派抗争が起きなかったのも魔物という外圧のおかげである。 「異端派ね」 「新教ですよ」 二人は聖職者を探す。正統派は聖印が刺繍された僧帽と裾の長い貫頭衣が特徴であったが、 新教の聖戦士はより実戦的であった。両者の唯一の共通点は武器は鈍器に限られている。
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