死後の人生
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「そうかそうか死ねたのかっ。それで悪魔のアリスさんが死後の世界に連れていってくれるわけですね? ふははっ、やった! やったぞ! 俺はもう自由なんだ!」 「いずれそうなろう。じゃが直ぐにというわけにはいかぬ」 「どうして!? こんな汚れた世界から早く解放してくれよっ。天国でも地獄でもどこにでも行くからさ」 「そち、授かった命を無下にしておいて願いが届くとでも思っておるのか?」 「そんなあ!? じゃあどうしろって言うんですか!?」 「100年ここにとどまること、以上じゃ」 「100年!?」 冗談のような話に開いた口が塞がらない。 半信半疑の彼の様子にアリスは先を思いやられた。 「死ぬ前に何を恨んだか覚えておろう?」 「もちろんだとも。いじめた奴らだ」 「その後じゃ」 「え……あっ」 いじめに関わったのは数人の男子。2年生になってクラスが変わっても参加者はいつも同じ顔。いじめという趣味を持った奴らがいじめるときに顔を合わせるという具合だった。 けれども彼から言わせれば、見て見ぬフリをするものも共犯。生徒はおろか、教師も含めみな彼の敵だった。
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