野望の王国
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ロシェフォール軍は五百まで出せると聞いたが、トリスの進言で丁重に断った。 それで百人だけとなったが、これには期待してなかった。 「負けるのも頷けるな」 呆れ気味にそう言ったのはライエルと言う少年。 彼もジェドの幼馴染で槍の使い手である。 彼の見立て通り、ロシェフォール軍は強さが全く感じられない。 領主交代の動揺はあるのかもしれないが、練度士気共にかなり低い。 やる気がありそうなのは指揮官ぐらいだ。 「無駄なやる気だね・・・」 トリスがため息混じりに言う。 ロシェフォール軍の指揮官は女騎士。 それも彼らより若い少女だ。 馬に跨る様子はそれなりなので実力は一応あるようだ。 彼女の名前はサリッサ。 女ながらロシェフォールでは屈指の剣の使い手だとか。 しかし、最初の軍議で彼女の軍略が並以下だと理解できたので、ロシェフォール兵共々役に立たないとトリスは見ていた。 幸いと言うかバノッサ側は傭兵を雇っていない。 雇うのが無駄なぐらいロシェフォール軍が弱いのだろうし、こちらが傭兵雇う情報があるのだろうが雇った形跡もない。 つまり完全にナメているのだろう。
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