野望の王国
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「なぁ、ジェド・・・お前、国を作ってみないか?」 「国?・・・」 考えこんでいたトリスが発した言葉にジェドは怪訝な顔になったが、すぐにニヤリと笑った。 「トリスの事だ・・・何か面白い事考えてるんだな」 「ああ・・・とっておきだが、お前ならやれるぜ」 互いに笑い合う。 若く活力に満ち、野心に溢れた二人の笑みであった。 王国南部地方ロシェフォール子爵領・・・ 小さいながら良質の鉱山と温泉。 それがこの地の名物である。 この地を治めるのはロシェフォール女子爵エレノーラ。 父の急死によって後継者となったが、若い女の身。 周辺諸侯から圧迫を受け危機に瀕していた。 頼みの傭兵とて勝ち目が薄ければこない。 値段を釣り上げても見向きもされず、領地は日々削られていく有り様だった。 そこに引き受け手があれば藁にもすがる思いであっただろう。 傭兵団と契約できたエレノーラの気持ちはまさにそんなところであった。
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