野望の王国
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酒を飲み干しながら上機嫌に言うジェド。 そのジェドに同じテーブルの学者風の少年が声をかける。 「なぁ、ジェド・・・お前、上って何か考えてるのか?」 「ん、トリス・・・深く考えてる訳じゃねえけどな・・・」 トリスと言う学者風の少年にジェドがそう言いながら手の甲を見せる。 「この痣に相応しいぐらいになってやるのさ!」 彼の手の甲にある紅い星の痣。 誰もがそうとわかるぐらいくっきりと浮かび上がっている。 トリスもこの痣は知っている。 何せ幼馴染だ。 ジェドは娼婦の子、トリスは没落商人の子。 貧民街で共に育った仲だ。 この痣が本当に効果があるのか知らないが、ジェドは昔から人の上に立つ何かを持っていた。 近所のガキ大将になり、そこから貧民街の愚連隊のリーダーになり・・・ そんな少年たちをまとめ上げ傭兵稼業に身を投じ、一端の傭兵団の団長になっていった。 ずっとジェドに付き従ってきたトリスも、彼が持って産まれた何かがあるような気がしていた。
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