野望の王国
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ジェドは恭しく一礼すると、貴婦人を扱うようにサリッサの手を取る。 全くもって呆れる程様になっていた。 それでサリッサは更に真っ赤になる。 彼の所作が様になりすぎて二の句が継げないぐらいだった。 上手にその場から追い出すジェドに、トリスとライエルは顔を見合わせて苦笑する。 戦いが終わるまで大人しくしていてくれればそれでいいが、彼女が唯一の懸念材料だった。 「あれはきっとな、生娘だからだぜ」 彼らの傍らで黙って斧の手入れをしたいた巨漢の少年が口を開く。 彼の名はアラド。 トリス達と同じくジェドの幼馴染で頼りになる斬り込み隊長だ。 「一発コマせば大人しくなるんじゃねーか?」 「お前らしいが、ああ言う女は重いぞ」 貧民街育ちのアラドの思考にライエルが突っ込みを入れる。 まともな教育なんて受けてはいない彼らだが、決して馬鹿ではない。 ライエルは理性的にアラドは直感的だが、割と正しい答えを導き出せる。
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