HRHR FANTASY
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「え〜と・・・」 僕はぐちゃぐちゃになった自分の死体を目の前にして混乱していた。 え〜と、確かコンビニに行こうとしてこの横断歩道を渡っていたら、パトカーのサイレンが聞こえて、音の方向に顔を向けたらでっかいトラックが・・・。 気が付いたら目の前にぎりぎり原型を留めた僕とそれに声をかける警察官、僕は半透明になっていた。 「君、大丈夫か!?声は聞こえてる!?」 「こっちの僕は聞こえてるけど・・・」 「意識も、呼吸も、脈もない!くそっ、即死だ。」 どうやら僕の声や姿は認識できないみたいだ。という事は・・・ 「あれっ?やっぱり僕死んじゃった?」 認めたくないけど、認めるしかないようだ。 どうしよう・・・ 「あの〜、すみません。金城 優(かなぎ ゆう)様・・・で、あっていますよね。」 「えっ!」 振り返ってみると、白い服に白い翼、頭には金の輪っかが浮いている女性が立っていた。 普段ならコスプレした人だとしか思わないけど、この状態で話しかけてくるってことは・・・ 「もしかして・・・お迎え?」 「あっ、はい。そのようなものです。」
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