クロス・クロニクル
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「こんばんは、私は旅の者です。一夜の宿をお恵みくださいませんか?」 夜、家の扉を叩く一人の青年の姿があった。 ここはクロス大陸西部の北端の小国ネルヴァ侯国領内の寒村だ。 ネルヴァ侯国は大陸西部と北部とを隔てる深〜い谷…通称“大渓谷”に隣接している。 すなわち北部のドルドニア帝国と国境を接しているとも言えた。 ドルドニアはしばしば大渓谷を越えて(その手段については後に詳述するが)西部への侵攻を繰り返しており、ゆえにこのネルヴァは西部の全国家にとって対ドルドニアの最前線基地のような物だった。 「旅人か…泊まりたければ金を出せ。金さえ払えば飯と屋根付きの寝床を恵んでやる」 家の扉が開けられて、この家の主だろうか…無愛想な顔をした中年男が現れた。 青年は硬貨の入った革袋を差し出す。 「これでお願いします」 「こ…こんなにか!?」 中年男は驚いた。袋の中身は全て金貨だった。一夜の宿どころか、十泊させても釣りが出る額だ。
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