魔王と勇者の逆転物語
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右手を彼に向けたまま厳かに言う彼女。しかし、そんな彼女の言葉は今の彼には一切届いては居なかった。 (死んだ?俺が本当に・・・嘘だ。これはなんかの悪戯だきっとそうだ。そうに違いない。そうじゃなかったら・・・) 「うぅ・・・うぁ、ぁぁ・・・」 両手で頭を抱えながら床に泣き崩れる清二。目は開ききり大粒の涙がボロボロと溢れ、表情も恐怖と絶望の二つしか映していない。 声を殺して泣き続ける彼。しかし、彼のこの反応は当たり前であり正常である。 いきなり訳の分からない場所に居て、知らない美女に自分が死んだと告げられ、あまつさえ死んぬ直前の景色を頭に直接流し込まれたのだ。 これで泣かなかったら、その人間は恐らく何処かがイカレタ化け物だろう。 清二の悲しみの泣き声は、豪華な神殿内に静かに響き渡る。 「・・・すまない」 「っ!!?」 そんな悲しみと絶望に塗れた清二の頭上に優しくも温かい声が降ってくる
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