異世界物語
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彼女は指輪を俺に渡すと、人差し指と親指で輪を作って左手の中指に通すジェスチャーをして見せた。 「つけろって事か…」 何だろう。 まぁ、婚約の申し込みでない事だけは確かだ…薬指じゃないし。 指輪はブカブカだった。 ところが次の瞬間、信じられない事が起こった。 緩かった指輪がシュッと締まって俺の指にぴったりフィットしたのだ。 「え!?えぇ!!?」 混乱する俺に彼女は再び口を開いた。 「どう、言葉は解る?」 「あぁ!君、日本語しゃべれたの!?」 「私、あなたの国の言葉なんて知らないわ。会話が出来るのはその指輪の力よ」 少女は笑って言った。 「これの…?」 俺は指輪に目を落とした。 この指輪が翻訳機の役目を果たしてるっていうのか。 そんなアホな…信じられん。 「その指輪には魔法が施されてるの。自覚は無いでしょうけど、あなたは今あなたの国の言葉でなく私達の言葉で会話してるのよ」 「…え?だって俺達今日本語しゃべって…あれ?」 「深く考えないで。混乱するわよ」
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