勇者君とお姉様たち
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┗ミノムッチ
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村で何一つ不自由なく暮らしていたアリューにお城からお呼びがかかった。 身支度を整えお城に向かうと国王の間に通された。 「お主じゃな。いにしえの勇者の血を引く者とは」 アリュー自身、自分の血のことは知っていた。国王の言葉に驚くこともなく 「はい、その通りであります」 やや緊張しつつ、透き通るような涼やかな声で返事した。 「ふむ…もう少し屈強な男を予想してたが…まあよい」 目の前の一見華奢に見える勇者を見て国王は怪訝な顔をした。 「そなたには魔王を討伐してもらいたい。知ってのとおりこの世界は今…」 魔王の侵略が始まってること、人民にも不安や動揺が広がってることを伝えた。 国王は兵士に話すと何やら一ふりの剣を差し出した。 「我が国に伝わる、伝説の勇者が残したと言われる剣じゃ。そなたがホントに勇者ならば鞘が抜けるはずじゃ」 アリューは渡された剣を見た。ビビッと掌に電気が走る感覚がした。スルスル…と鞘は呆気なく外れ、油が滴り落ちそうな鮮やかな刀身が見えた。 「ほう。やはり本物の勇者なようじゃ。今まで誰もその鞘を外した者はいなくての」 部屋にいた者達は感嘆の声をあげていた。
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